時々は勝てるけど安定しない。
トレードを始めてもう数年経つけど成績が安定しない。
勉強もいろいろとやってるつもりだけど、先が見えなくてとても不安。安定して勝てるようになりたい。
こんなお悩みを解決します。
- 安定して勝てるようになるとは
- 安定して勝てるようになるための考え方
- 安定して勝つためにするべきこと
私も15年以上、勝てなくて苦しみました。
EAもシステムトレードもスキャルもデイトレもスイングも全て試しましたが、
それでも勝てない時期は長く、とても苦しかったです。
そんな私でも勝てるようになれたので大丈夫です。
一度は全てあきらめて、この記事の流れで取り組んで今があります。
我慢しなければいけないこともありますが、その点も書いていますので大丈夫です。
1回の大勝ちに価値はない
何年も続けているのに安定して勝てていないということは、時々は勝てているということだと思います。
ずっと負け続けていたら数年も続けることは出来ませんからね。
- ある時は勝てても、その後連敗してプラスを全部吐き出した・・・
- 成績が安定しないから、プラスになっても得たお金を使うことができない・・・
- 今のやり方で良いかわからないから、いまだにいろいろな商材に手を出してしまう・・・
思い当たることはないでしょうか・・・
100pips抜けたら嬉しいですか?
時に思い切ってガチホしてみたらなんと100pips抜けた!
やっぱり取るときは出来るだけ多く取らないと・・・となんだか悟ったような気になって、
次のトレードでもガチホしたら簡単に反転してロスカットにかかってしまった・・・とか。
長く続けているとそんなこともあると思います。
でも100pips取れたとしても次も取れるかわからないから素直に喜べないんですよね。
打率1割のホームランバッターか、打率4割の安定したヒッターか
勝率1割で100pipsを取りに行くAさん
勝率4割で25pipsを取るBさん
1回のロスカットが10pipsだとしたら、どちらが勝てると思いますか?
>勝率1割のAさん
勝ち 100pips×1=100pips
負け 10pips×9=90pips
利益 100pips-90pips=10pips
>勝率4割のBさん
勝ち 25pips×4=100pips
負け 10pips×6=60pips
利益 100pips-60pips=40pips
AさんもBさんもプラスになっています。
皆さんはどちらのトレードなら自分にも出来そうだと思いますか?
Aさんは100pipsのトレードをするまでに9回負ける可能性があるわけで、
9回も続けて負けたらさすがに心が折れそうになりますよね。
Bさんのトレードであれば勝率4回でいいんだ・・・と思えば、自分にも出来そうと思えませんか?
このように勝率と利確・損切りの割合でトレードの全体について考えることを「期待値で考える」と言います。
とても重要な考え方です。
今日は勝てたとして明日は?
大勝ちすると嬉しいですが、大勝ちが続くことはありません。
勝率100%の手法もありません。
明日も勝てるかどうかわからないのに、まぐれで取れた勝ちを明日も狙いますか?
目的をはっきりさせること!
ここからは少し自身の内側を見つめていただきます。
あなたが本当に求めているものは?
まず、あなたがトレードに求めているものをよーく考えてみてください。
- いつか勝てるようになることを夢見て、希望を抱いていたい
- 毎月数万円でもトレードで稼ぐことが出来たら生活が楽になる
- 億トレーダーになって高級車を保有して豪華な生活がしたい
- 稼げるようになって、今の仕事を辞めたい
なんのためにトレードをするのか?
億トレーダーや専業を目指してやっている方もいらっしゃると思います。
今の仕事内容に不満があったり、今の稼ぎでは将来が不安という方もいらっしゃると思います。
それが悪いわけではもちろんありません。
それでも・・・「お金を稼ぐ」ためにトレードをしていることを忘れてはいけません。
「当たり前じゃん・・・」という声が聞こえてきそうですが、
果たしてどうでしょうか。
勝てないことが常態になっている方はここを見つめると変わることが出来ることもあると思います。
トレードにハラハラドキドキを求めていたりしませんか?
長く続けていると陥る罠として、自分でも気づかないうちにハラハラドキドキを求めてギャンブルトレードしてしまうようになることがあります。
ポジションを常に持っていたいという気持ちが強くなって、ルール外でもエントリーを繰り返す「ポジポジ病」もトレードにのめり込み過ぎている病気のひとつです。
常に「お金を稼ぐ」ためにトレードをやっていることを忘れてはいけません。
ストレス発散のためにトレードをするようになることは、安定して勝てるようになることから遠のいていくばかりです。
再現性を意識する
それでは期待値で勝つために必要なことは何でしょうか。
それは「再現性」です。同じような場面でトレードをして数pipsを取れるようになることです。
そのためにルールが必要になります。
例えば4H足でトレンドが発生しているときに、15分足での逆行から4H足のトレンド方向への転換の場面で、同じようにエントリーが出来るようになる・・・そういうルールのことです。
「ルールを決めて守る」の本当の意味
自分でルールを決めて、そのルールを守ることが大事ということはわかっていらっしゃると思います。
この「ルールを守る」本当の意味は、ルール以外のところでエントリーしても再現性を得ることができないからです。
ルール以外でエントリーしても、「たまたま勝った」「たまたま負けた」に過ぎないからです。
たまたま勝ったトレードを繰り返すことは出来ません。
ルール通りにやることが出来れば、勝ったとしても負けたとしても、それは正しいトレードです。
これも全て「再現性を得る」ことが最も大事なことであるからです。
「手法は何でもいい」の本当の意味
「手法は何でもいい」ということも聞いたことがあると思います。
この言葉の本当の意味も、手法が大事ということではなく、再現性こそ大事という意味です。
再現性さえ得ることが出来ていたら手法は何でもいいということです。
いちばん大事なのは「再現性」
再現性のあるトレードを繰り返すことができるようになれば、後はロットを増やしていけば、1回のトレードで得ることが出来る利益も増えていくことになります。
まずは再現性を得ることを目指しましょう!そこから全てが始まります。
勝つためにやるべきこと
では再現性を得るためには何をやればいいのでしょうか?
どうすれば再現性を得ることが出来るのでしょうか。
ルール決めと検証
それは「ルールを決めること」と「検証」です。
ルールを決めるということは、エントリーしてpipsを狙う場面を決めるということです。
- 4H足が上昇トレンドのときに、深い押し目が発生したときにエントリーする
- 1H足でレンジのときにボリンジャーバンドの±2σから逆張りをする
- 1H足でパーフェクトオーダー発生時の押し目で買いを狙う
このように狙う場面を決めるということです。実際はもっと細かく決めることになりますが。
そして決めたルールで検証作業が必要となります。
検証をする意味は、決めたルールを守ればプラスになるということを確認するためです。
また勝率やリスクリワードがそのルールで再現されることを確認することも大事です。
この確認がなければ、ルールへの信頼が生まれないので、ルールを守り続けることが出来ません。
ルールを信頼して守り続けるために検証作業をするということです。
デモトレード
検証までしっかり取り組むことができれば、次はデモトレードをやります。
ここでデモトレードをとばして、リアルトレードを始める方もいらっしゃると思います。
しかしこのデモトレードの行程は絶対に必要となります。
一方で「デモトレードは意味がない」ということを言う人がいます。
- お金がかかっていないとトレーニングにならない
- お金をかけてないと適当にトレードをしてしまう、真剣さが出ない
- お金をかけてこそ自分の相場観が養われる
でもそうではないのです。
お金をかけない状態で冷静にトレードをして、ルール通りにトレードが出来るようになることが大事なのです。
お金がかかってしまうと、早めに手仕舞いしてしまったり、損切りを躊躇してしまったりします。
その他にも本来のトレードする場面でないところで、スケベ心が出てエントリーしてしまうようなこともないとも限りません。
冷静さが保たれた状態で、検証どおりのトレードが出来るかを試すことに意味があるのです。
このデモトレードで再現性を出せなければ、リアルトレードで再現性を出すことはもっと難しくなると思ってください。
じっと我慢して耐えること
①ルールを決める、②検証をする、③デモトレードをする。
やることはこの3つのことだけです。
これだけでOKなんです。もちろん手を加えたり微調整をしたり・・・ということはあります。
自分で決めたことを実際に再現出来るかということを重視してやることです。
この期間はお金をかけてトレードしてはいけません。
お金をかけてトレードするということは必要以上に心が動くということに繋がります。
心が動けば再現性に影響します。
お金の影響を受けない状態で、まずはプラスになるようにやってみることです。
お金をかけないということは資産が増えない時間です。
わずか数ヶ月の期間となりますが、プラスにならない時間をじっと我慢して耐えることがとても大事になります。
ここは覚悟を決めて乗り越えるしかありません。
まとめ【欲望に打ち克つことが大事】
再現性を意識したトレードが出来るようになるためには「お金をかけないで」取り組むことです。
やることは3つのことだけです。それをお金をかけないで取り組むことです。
欲望に打ち克つことです。
ここで欲望に負けてしまい、再現性を見出す前にリアルトレードをするから、どんどん再現性から遠くなっていってしまいます。
そして、やっぱりこの手法はダメだな、使えないな・・・となってしまい、また手法探しの旅に出ることになるのです。
この期間に、とにかく欲望に打ち克つことを目標にしていくことです。
焦ってはいけません。数ヶ月、勝つための基盤を作ることです。この基盤づくりこそが、FXの勝ち方になるのです。